五輪エンブレムでパクリ問題が注目を浴び、中国のパクリを批判していたことを恥ずかしく感じる人もいると思いますが、ネットでは以前より話題でした。
ネットでは今でもコピペ、パクリ、記事の書き換え(置き換え)が続いており、模倣と真似の違いなどを説明する記事までありますが、そもそもコピペやパクリなどをしなくてもよい方法があります。
目次
コピペやパクリが引き起こしたもの
ブログ記事がコピペやパクリのターゲットにされやすいことは周知のことで、被害者がブログを真似された、記事をパクられたなどと訴えています。
一時期、コピペやパクリの議論の中で、模倣は許される、真似して工夫すれば許されるなど、様々な意見がみられましたが、これが誤解を与える原因だったと思います。
現に他人の記事をコピペし、自分の言葉で書き換える(置き換える)人ことを模倣やマネと考える人が出現しています。コピペやパクリ疑惑を抱かせるブログが今も増加中です。
ブログを読んでも似たようなことが言葉を変えて書いてあり、写真や絵付きになっているだけと気づく人も多いと思います。人気の記事を寄せ集めて書き換え、長い文章にしている記事もあります。
コピペやパクリをする理由
コピペやパクリを行う理由ですが「何を目的にしているのか?」と考えた場合、自分が注目されたい、人気になりたいなど、承認欲求の強い人が、ルールやマナーを無視しておこなうことが考えられます。
ほかにもアフィリエイトで儲けたい人が、アクセスを集めるためにしていることが知られており、コピペやパクリをするやつは「人間のクズ」とまで言われています。
五輪エンブレムのパクリ問題でも「人間のクズ」という書き込みがみられましたが、コピペやパクリは多くの人の間で許されないこととして認識されています。
コピペやパクリをおこなう人たちは、記事をシェアする(騙される)人がいるため、止まらなくなっているのかもしれません。
リスペクトという嘘
コピペやパクリをおこなった人から、リスペクト(敬意を払う・配慮するなど)していたら、自分も似てしまったという話を聞いたことがあります。
これは、完全な嘘です。リスペクトしているなら、そのブログには、その人のことや記事が掲載されているはずですし、同じことを考えているなら、その考えを書いた記事を引用・紹介すると思います。
それらの形跡もなく、あえて同じことを書くのは、その人のように自分が注目されたい、人気になりたいなどの気持ちがあるからです。
他人をうらやむ気持ちをリスペクトとは言いませんよね。相手を利用する手口には、ほかのパターンもあるため、騙されたくない人は下記をお読みください。
ブログやサイトで記事や文章を作成する人は、これから紹介する方法を使用して疑惑を抱かれないようしてください。守らないと逮捕される場合もあります。
ネットの情報を掲載する方法
サイトやブログによっては、複製・転載の禁止を明示してありますが、明示されていなくても著作権などの問題があるので、基本的には禁止です。
論文やレポートなどを書いたことのある人は慣れていると思いますが、公表された著作物は”引用“することができます。
公表された著作物は「引用」して利用することができます(第32条第1項)ので、この規定に該当する利用であれば、仮に「禁転載」等の表示があったとしても、著作権侵害にはなりません。
出典:「禁転載」の注意書きがあるものは引用できないのでしょうか。
引用することで、コピペやパクリではない形で、ネットの情報を掲載することが可能になります。
引用の書き方と記載方法
引用にもルールがあり、書き方や記載方法が決まっています。
「引用」とは、例えば自説を補強するために自分の論文の中に他人の文章を掲載しそれを解説する場合のことをいいますが、法律に定められた要件を満たしていれば著作権者の了解なしに利用することができます(第32条)。
出典:引用が認められる条件として、著作権法では「公正な慣行に合致」することと…
具体的な書き方や記載方法については、下記をご覧ください。
この方法を守らないと引用とは認められないため、コピペやパクリになります。
紹介する場合はリンク
記事の紹介は、引用文献の記載方法のようにリンクで掲載します。今はSNSのカードなども出てきていまので、利用できる場合は、そちらをご利用することが望ましいと思います。
また記事に言及する(引用まではいかない)場合と、単なる紹介の場合があると思います。どちらの場合も記事の筆者に失礼のないようにリンクしてください。
決して文句や攻撃の対象として記事をリンクすることはしないでください。ルールやマナーを知らないと思われ、読まれなくなります。
炎上の原因となることも知られているので、お読みください。
著作権法について
引用や紹介の仕方について紹介してきました。引用は著作権法によって定められていましたが、詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
著作権法について、違反すると権利の侵害にあたり罰則がありました。しかも「「懲役刑」と「罰金刑」は併科することができます。」とのこと。
コピペ・パクリは少しの時間でできますが、一生消えることのない犯罪者の烙印を押されることを覚えておきましょう。ばれないから大丈夫なんて思っていたら、逮捕されますよ。
著作権法違反で逮捕者続出
犯罪であることに気づかなかった人は、もう一度下記を読んで確認してください。
実際に著作権法違反は、現在も続々と逮捕者がでています。
コピペ・パクリ(言葉の書き換えや置き換え)でブログの記事を書いている人は、警察官が玄関をノックする日が来ることに気づいたはずです。
ブログのパクリ対策
パクリブログやブログが真似されるなどの被害にあった場合は、先ほどの著作権法違反で訴えることができます。
一時期、コピペを発見するツールもありましたが、今は書き換え(置き換え)によるコピペやパクリとなっているので、発見は難しいと思います。
そのため、発見したら訴えることが、唯一のコピペやパクリ対策といえます。黙っていると相手は図に乗って、ほかのブログのコピペ・パクリを繰り返し、被害が拡大する恐れもあります。
発見した場合、速やかにウェブ魚拓で該当箇所(コピペ・パクリの箇所)を保存してください。
証拠を保存したら、相談窓口に問い合わせて、該当するか確認しましょう。
該当する場合は、下記に相談してください。
これでも解決できない場合は訴訟になります。
まとめ
コピペ・パクリ逮捕者続出!引用による正しい紹介の仕方について紹介してきました。最初の雑談が多かったのは、勘弁してください。
ブログについてはコピペやパクリ、書き換え(置き換え)記事も存在しています。疑われたくない人は、正しい引用の仕方を覚えて、既出の情報は引用または紹介するようにしましょう。
ネットで検索すれば、既出の情報はすぐにわかります。写真や図を添付しても、似たような記事は「書き換え?」と、疑われる原因になります。
SNSでシェアされている人気の記事も、誰かの記事を書き換えたものかもしれません。騙されたくない人は、シェアする前に似た記事がないか検索してみることをおすすめします。
読者のみなさんもコピペやパクリ、書き換え(置き換え)記事に注意してください。SNSでは騙された人のシェアが犯罪を助長する原因になっています。